色について学び写真をよりキレイにする。
撮影時よりは、レタッチよりの記事になります。
インスタグラムの標準機能でも色を変更できます。
身近になったレタッチのために色についてまとめたいと思います。
色の3属性
色は3つの要素によってできています。
色相、彩度、明度です。どの色層のどの明度のどの彩度かということで色が決まります。
色相
色相として定められた色のどこに所属するということです。
マンセル色相関という色相の考え方では、
赤、黄赤(オレンジ)、黄(イエロー)、黄緑、緑、青緑(シアン)、青、紫青、紫、赤紫(マゼンタ)の10の色相(色が10色ある)に分けて考えます。
色相基準となる色を純色といいます。
彩度
色の濃さです。
赤ならどれだけ赤いか。
RGBで言えばRが255の状態です。彩度が最高のものが純色です。純色から薄くなるほど淡くなります。
白黒は彩度がないため無彩色となります。
明度
色の明るさです。
一番明るいものが白(RGB(255,255,255))、一番暗いものが黒で(RGB(0,0,0))
明るいほど白っぽく、暗いほど黒っぽい色になります。
レタッチするときの変更場所
彩度
「彩度」、「自然な彩度」の項目で変更します。
値を上げすぎると、どぎつい感じになってしまうので、あまりいじり過ぎないように変更します。
彩度はピントの合っている周辺の色、自然な彩度は背景の色に対して変更がかかります。
彩度を変えたものです左は最低値(-100)右は最高値(+100)です。
最低まで下げると彩度が失われ、グレースケールになります。
明度
「露光量」、「シャドウ」、「ハイライト」、「黒レベル」や「白レベル」
で変更します。
白とびや黒つぶれに気をつけてレタッチしていきます。
基本的には露光量以外の項目で修正し、4項目の値を大きく動かさないと修正できない場合のみ、露光量をいじるほうが修正し易いです。
また、コントラストで明度差を変更できます。
すべて明るいほうに振ると真っ白、すべて暗いほうに振ると真っ黒になります。
色相
ホワイトバランスの項目である程度、色相を変更できます。
曇天なら赤い色相、電球なら青いしきそうに変わります。
モノトーンにすれば無彩色になります。
フォトショップの色の置き換え機能を使えば、青い色相を赤くするといったことも可能です。
色は3つの属性からなっている
今回は色の基礎ということで3属性について習いました。
明度や、彩度はレタッチする上でよく調整します。
値を変えると何が変わるのかを知ることで、よい作品に仕上げることができます。