ポートレート撮影何から始めればいいの?
人物を撮りたいけど、どう撮ればいいのかわからないあなた。
誰でも最初は初めてですと月並みなことを言いますが、これを書いている僕自身も人物撮影の経験はほとんどないです。
ですので、ベテランさんのようなすごいことは書きませんが、人物撮影をやるに当たって、基本の中の基本(一番浅い部分)を書いていきます。
三分割構図×玉ボケ
この組み合わせで撮るだけで、それなりのポートレートが撮れます。絞りは最大まで開放して、瞳にピントを合わせて撮ってみてください。
数人いる場合は横一列に並んでもらってください。縦に並ぶとピントを合わせた人より前後にいる人がボケてしまいます。実際に僕がその失敗をしたことがあります。
縦に並ぶ場合は、ある程度ボケはあきらめて絞ってください。
ボカしとけばOKというわけでもないので注意してください。あくまで入門の一手段としてです。
順光は避ける
順光だと、被写体のモデルさんに直射日光が当たる可能性があります。表情がまぶしそうに可能性もあるため、順光は避けたほうが撮り易いし、モデルさんに優しいです。
逆光だと顔が影になる可能性もありますがレフ版、露出補正などで対応します。
日陰や屋内でもいいと思います。
いろんな構図(ポーズ)を使う
記事の最初に三分割構図をオススメしました。それと組み合わせて使えます。
被写体をバストアップ構図、全身構図、横顔、振り返りなどです。
バストアップは胸より上を写真に収めたものです。視線などにより力強い印象を与えます。ピントは目に合わせましょう。
全身構図は全身以外にも背景も入ります。背景に癖の強いものをおくとモデルさんがそちらに食われるので、背景はシンプルにしてぼかし気味がいいと思います。
横顔や振り返りは正面からとるのと少し違った印象を与えます。背景は公園など広さのある場所で、視線の先に空間があると雰囲気が出たりします。
いずれの場合も頭の上にスペースを空けすぎないようにしたほうがいいです。
これらに組み合わせて得意なポーズをお願いするといいと思います。そういうのがないモデルさんのために、ネットでポーズを2,3個調べておくといいでしょう。プロのモデルさんでない場合、あまり恥ずかしくない無難なものがいいと思います。腕を上げて脇を見せることができるかどうかがプロ、アマの境界線の目安になると聞いたことがあります。
望遠の圧縮効果を利用する
選択肢の一つとして望遠レンズもいいかなと思います。スタジオ撮影など狭い場所では使いにくいですが、屋外の場合、少しはなれたところから望遠で撮ることで圧縮効果とボケ感で背景と人物が合わさって、いい感じになります。
ただ、レンズは好みの写真が撮れるもので選んでいいと思います。
テンションのあがるモデルを見つける
イケメンとか美女とかというだけの意味ではなく。依頼するにしろ撮影会にしろ、この人を採りたいなっているモデルさんを探しましょう。本命以外の義理のモデルさんで練習して本命のモデルさんで人生最高の一枚を撮るんだという気持ちで撮影してみましょう。人生最高の一枚は更新されるので今日1でもよいです。
撮りたいという思いあれば、その人の魅力探しやよい構図も探し易いと思います。
注意点ですが、気張らずに撮りたいと思ったモデルさんの写真だけは撮れるように練習もほどほどにしましょう。ほかの人を採りすぎて本命を一枚も撮れないとなると本末顛倒です。
まずは撮影してみることが大切
なにはともあれ、撮ってみないことには何がよくて、何がだめだったのかわかりません。
カメラもグラビアなどはフルサイズの搭載されたカメラのほうがボケ感がよくいいとかいろいろありますが、趣味で撮る分には、まずは、持っているカメラで挑戦すればいいと思います。インスタグラム等でもスマホですばらしい写真を撮っている方はたくさんいます。
風景写真と違って相手がいる撮影なので、気をつかったり、つかわれたりとありますし、写真以外にも、モデルさんの特性をつかんで魅力を引き出すにはどうすればいいか等、考えることが多くあるのがポートレート撮影だと思います。
クラウドワークスやエニタイムズのようなアプリ、インスタでのDMや誰でも参加できる撮影会などポートレート撮影ができる機会は多くなっています。
挑戦しようかなと迷っているあなたが、この記事を読んでやってみようと思ってくれたらうれしい限りです。
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