冬といえば雪。白さを生かした撮影をする。
冬に降るといえば雪ですね。雪といえば白。白って実はカメラで撮影するとうまく出ないことがあります。雪が白くなくて困ったあなたのために、雪を白く撮る方法と冬の撮影で使えるちょっとした技を書いてみようと思います。
雪を白く撮る
雪の撮影は,雪の反射があるので暗く設定しがちだが、露出を1絞りあける(開放する。)か露出補正を+1すると雪の白さを表現できます。
カメラは明るいと判断したときに暗くして撮るようになっています。そのため雪など白くて光を反射するものが一面にあると暗くして撮影するため雪の白さが表現されにくくなります。そのため少し明るく補正する必要があります。
雪景色の最大の魅力はコントラスト
白とほかの色のコントラストが雪景色の魅力です。一面、雪の景色でもいいですが、木や建物などの色との差をうまく使いましょう。ポートレートの場合はモデルさんに派手な色のウェアを着てもらうと色のコントラストが出ます。
先ほどの露出をプラスした撮影方法を使うと色の彩度が少し淡くなるため、露出は調整しつつ何枚か撮ることをオススメします。後で写真をレタッチして明るさやコントラストを変えるということも視野に入れましょう。
寒さや過酷さをイメージする
冬は寒くて過酷なイメージがあります。被写体などをそういったものを選ぶことで冬の雰囲気を出せると思います。
たとえば氷柱や凍った川などは冬の寒さを表現する上で重要です。これらの要素を雪景色に入れることで寒さ・厳しさを表現できます。雪の下に咲いている花なども冬の寒さに耐えるイメージを想起させると思います。
寒さの裏返し暖かさ
寒さの表現の仕方で、暖かさを表現する対比という方法もあります。
暖かそうな部屋の窓からのぞく外の景色、氷柱があって雪が積もっているといった風景なら外と中の対比で外は厳しい冬というのを表現できます。
冬の自然の造形に目を向ける
冬は自然の造形も独特です。
霜の華のように花や葉っぱが凍りついたものなど、ほかの季節にはないものです。見つけたら撮ってたのしみたいです。
冬の撮影は準備もしっかりとする。
家の近くならいいですが、豪雪地帯でもない限り平野部はあまり雪が降りませんし積もりません。となると山間部へと雪景色を求めて出かけるかたもおおいと思います。
雪山で遭難したりしないようにすることは当たり前ですが、寒さ対策やカメラも寒さに弱い部分があるのでしっかりと備えましょう。
ホッカイロや魔法瓶に温かい飲み物で防寒対策をしていきます。バッテリーが減り易いので、防寒着のポケットにいれて暖めるようにすると持ちがよくなるそうです。カメラ用の防水ビニールなどで水分などを防ぎ、結露などに対応できるように、レンズ拭きも用意したほうがいいと思います。
しっかりと準備をして、雪の中でも楽しく撮影していきたいと思います。
寒いから冬は撮らないとか言っている方が、この記事を読んで、雪の中コンマ一秒で外に出てくれるとうれしいですね。
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