前回はヒストグラムを見ながら各修正項目を調整して明るくしたり、コントラスト強くする方法を学びました。
今回は「トーンカーブ」です。
トーンカーブとは
こんな感じのグラフになります。後ろにヒストグラムが表示されています。
縦軸が色(光)の量(ピクセル数)
横軸が色の分布(左端が黒、右端が白)
対角線にひかれた線を引っ張って調整していきます。
トーンカーブの調整
明るいところを明るく、暗いところを暗く
トーンカーブについて教わった時に、真っ先習ったのがこれでした。おそらく、基本中の基本に当たる修正です。基本的には明暗がはっきりするのでコントラストを調整して感じになります。

変化前の写真

変化後の写真
空や重機の黒ボディを見るとわかりますが、空は白んで黒いボディはより黒くなっています。S字になるようにするとこのようになります。
S字の頂点や、大きさを変えることで調整ができます。
全体的に明るく(ハイキー)トーンカーブを動かす。
全体的にあかるくする時はこのように動かします。

ハイキーにするトーンカーブ
全体を明るくするときは対角線上の線より上に引っ張ります。引っ張る位置と量によって調整できるので、自分がいいと思うところへ引っ張って見てください。
全体的に暗くする(ローキー)トーンカーブを動かす。
全体的に暗くするときのトーンカーブは明るくする時と反対です。

ローキーにするトーンカーブ
下に引っ張ります。
スポイト機能を利用する。
トーンカーブ以外にもついている機能ですが、主にホワイトバランスを修正するツールです。

スポイト機能@
トーンカーブの下にある3本の先の尖ったペンのような物が「スポイト」です。
左から黒、灰色、白となっています。
黒スポイトを選び、写真の中で黒にしたい場所をクリックすると、その場所の色を黒として、相対的に色が変わります。黒を基準としてホワイトバランスが変化します。
白のスポイトで、白として扱う場所を選ぶこと場合は、白を基準としてホワイトバランスを変えることになります。
写真の中に白、黒と分かりやすいものがある場合はスポイトで調整するのもいいと思います。
やり直しが出来るので、いろんな場所をクリックして試してみるのも楽しいかもしれません。