FusionACとは
もともと写真ACで部分的に提供されていた「AIが画像認識を利用して人工的に存在しない人物の顔を作るシステム」が進化して「写真の中の人物の顔を認識してAIが作り出した存在しない人物の顔と差し替えてくれるシステムです。」
これを使えば、写真の肖像権や、フリー素材ばれを防ぐことができます。
Fusion-ACを使うメリット
自分の顔出しせずに人物系の写真素材を作れる
簡単に言えば、私の証明写真をAIがつくった顔と合成して全くの別人の証明写真にするということです。証明写真に使うメリットは全くないですが、自撮りの写真の顔を、AIが作った顔と入れ替えればモデルを雇わず、自分の顔も出さずに素材写真が作れます。
素材サイトの素材とばれるのが防げる
有名なサイトでDLした無料素材は、人気なものほど、「あのサイトのだな」ってばれます。ばれたくない場合は、DLした素材をFusion-ACで差し替えます。こうすることで顔だけ変更された写真ができます。多くのフリーサイトの場合、加工自体は問題ないものが多いので、加工が問題ないものであれば、AIで変えようが自力でレタッチソフトで顔を差し替えようが問題はないと思われます。
肖像権をよりクリアにできる。
ストックフォトのサイトは、モデルリリースが提出されている(許可を撮った)人物写真の素材のため、DL利用しても問題になることはほとんどないと思いますが、それでも、少しでもクリアにしたい場合は、DLした素材をFusion-ACで顔を存在しない顔に変更します。こうすることで存在しない顔=肖像権を訴えることのできる人が存在しない写真になります。より安全につかえることになります。
写真ACの登録画面が回収されたのに伴い人物(AI画像)というカテゴリで登録できるようになりました。
fusionACで入れ替えた画像であればモデルリリースがなくても登録可能です。下の写真ACのリンクからその素材のページへ遷移できます。
Fusion-ACの使い方
Fusion-ACへのリンクはこちら
手順
①AIが作成した写真と顔を入れ替えたい写真(元素材)を選択する。
②AIが生成した存在しない顔の中から使いたい顔を選択(元素材の写真と近い角度の写真を選ぶ)
③必要に応じて「額に髪が罹っている場合はチェック」にチェックを入れる。
④「顔を入れ替える」ボタンを押す。
⑤下に入れ替え後の画像が出る
⑥ダウンロードボタン押してダウンロードする。
試しにフリー素材を利用して行ってみました。
使うてみた
結果
入れ替えできない写真
人物の顔が認識できないものは、入れ替えれません。
「人物が写っていない」「横顔」「後ろ姿」などです。自分で元素材を撮影するときは、向きを考えて撮影するように注意が必要です。
動物の写真も認識しません。そのため動物園で動物と撮った写真を入れ替えても安心です。「ジンメン」になってたりということはないです。
女性、子供もAIが生成した顔が存在するので入れ替え可能です。老若男女が一通りそろってます。また、男性の顔に女性の顔といった入れ替えも可能です。
入れ替えがうまくいかない写真
入れ替え自体はできるけど、入れ替えた後の写真がおかしくなってしまうパターンがあります。
例えば
眼鏡をかけた人×眼鏡をかけていない人の場合。

眼鏡有り無し合成
こんな感じになります。眼鏡のフレームが一部消えています。そういうデザインではないです。