モノクロフィルムのレンズ付きフィルム
「ILFORD XP2 BLACK&WHITE」を使ってモノクロ撮影に挑戦してみました。
カラーとの撮りくらべと、モノクロ撮影に向いている写真と向いていない写真の比較記事です。
ILFORD XP2 super BLACK&WHITE
ILFORDはイギリスの会社です。「XP2 super」はフィルムの名前です。
ILFORD XP2 super BLACK&WHITEの使い方と仕様
使い方は、「富士フィルムの写ルンです」「Kodakのfunsaver」と同じです。
シャッター切って、フィルム送ってを繰り返すタイプ。フラッシュはボタン押しっぱなしタイプです。
特徴は、モノクロフィルムを使っていることです。
続いて仕様です。
ILFORD XP2の仕様
- シャッタースピード 1/100
- 焦点距離 30mm
- 絞り値 f9.5
- 撮影できる枚数 27枚
- ISO感度 400
- 最低撮影距離 1m (ポートレイト時2m、フラッシュ時3m)
- 参考サイト ILFORD PHOTO製品ページ
- 値段は約1700円です。
写ルンですなどに比べると少し高いです。
Amazonなどで壊れていたなどのレビューがあります。
実際に私が購入したものも、フィルムが巻き取り機の詰めにしっかり引っかかっていなかったのか、2枚分くらい巻かないとシャッターが押せませんでした。(27枚撮りが25枚になりました)
さらにカウンタが1枚から0になるまでに2枚位撮れました。(結果的には27枚撮れている計算)
現像時に取り残し(何も映っていないフィルム部分)が写真1枚分くらい戻ってきました。
若干ですが、他のメーカーのモノと比べて品質が安定しない部分があるように見受けられます。
その分、フィルムの枚数を大めにつくっているのかもしれません。
※一台しか使っていないので、たまたまかもしれません。
モノクロ写真とカラー写真の比較
モノクロにすると色相ごとにどう違うか撮り比べ

いろんな小物、カラー

いろんな小物、モノクロ
色ごとのモノクロでの違いを見たくて撮影しました。色相の違いはあまり関係ないため、明度の差が
カラー写真のアクセントをモノクロで撮って比較してみる

山茶花の木 カラー

山茶花の木 モノクロ
モノクロを使ってシルエット風写真をカラーと撮り比べる

松林 カラー

松林 モノクロ
白黒(モノクロ)写真に向いている被写体

モノクロ・ごちゃごちゃした街並み

モノクロ・色がまばらなブロック

モノクロ・ごつごつした表面
白黒(モノクロ)写真に向いていない被写体
空の写真

モノクロの空・曇り
海の写真

モノクロの水平線
花壇の写真

モノクロの花壇
ILFORD XP2のフィルムでモノクロ写真を撮ってみての感想
カメラ自体は、少し作りが雑な部分もありましたが、写ルンですなどと同じように撮影でき、使いやすいレンズ付きフィルムでした。
ただ、モノクロとフィルムの組み合わせは、少し難易度高めでした。人間の目はカラーで物を見ているので、ファインダー越しの映像をモノクロに変換するのが難しいです。デジカメのように、モニターにモノクロで表示して比較できないので、撮影時にここで写すと影がどうなるかなど考えることが増えます。
それは、それで練習になりました。
写真の練習方法を変えたいと思っておられるなら、ILFORD XP2を使ってフィルムでモノクロ撮影に挑戦してみてはいかがでしょう。