写真ACにて提供が、スタートしたscoringAC
個人的にはかなり面白いです。
scoringACとは?
人工知能を使った写真の採点システムです。
Mean Opinion Score(画質)、 Brightness(明度)、 Colorfulness(彩度)、 Contrast(コントラスト)、 Sharpness(シャープネス)
の5項目で評価されます。
バランスが良いものが高得点?
芸術性は評価されないため、あえて暗くしたといった場合でも悪い評価の場合もあります。
意図的に玉ボケにした写真は点数が低かったため、芸術性の評価とはそういうものなのかもしれません。
「良い写真」を評価するのではなく、「正しい(撮り方のされている)写真」を評価しているのかもしれません。
文章でいうと「面白い文章」ではなく、「読みやすい(文法として正しい)文章」を評価するようなものかなと思いました。
前者は人それぞれですが、後者はある程度ルールや評価軸があり、判定しやすいと思います。
評価軸などが有るとしても、あくまで参考程度です。
高得点(90点越え)の写真

神戸タワーの写真
低得点(30点以下)の写真とヒストグラム

少しピンボケしたフィルム写真

ゴーストの入った写真

意図的にぼかしたみなとみらいの風景
同じ場所、同じ機種、レンズ、時間帯で設定を変え撮影した写真の比較
同じ被写体を3つのモードで撮影し、scoringACで比較してみました。
オートで撮影

オートモード撮影
絞り優先オートで撮影

絞り優先で撮影
マニュアルで撮影

マニュアルで撮影
scoringACで練習するメリット
データから分析された良い写真を撮れるようになる
それは、一見して味気ない芸術性を取り除いた写真を大量に作るのかもしれませんが、悪い写真を撮る割合が減ると考えられます。
何より高得点の写真は、相対的に低い得点の写真より普通にきれいだと感じました。
人工知能なので、評価に、嘘がない、妬みがない。
人間に評価を頼むとやはり色眼鏡に見てしまうと思います。また、ひどいことを言われる恐れがあります。
その分scoringACはAIなので、嘘や妬みもなく、ゲームのスコアアタックをする感じで評価を得ることができます。
誰も傷つかないです。
ただ、あくまで参考程度という記載もあります。AIもまだ進化の途中ということもあります。
そのためか、日々、採点が変化しているようです。後日、同じ写真の点数が変わっていました。
評価を鵜呑みにせず、評価基準の一つくらいにしておきたいと思います。
ぜひ、あなたの秘蔵の写真で高得点に挑戦してみてください。
レタッチによる点数の変化を比較
人工知能による写真の採点システムscoringACをつかって採点した写真がレタッチによってどのくらい変わるかを試して比較してみました。